備前市和意谷 池田家墓所①
先日、楽しみにしていた古文書講座の野外研修に参加して来た。行き先は備前市の閑谷学校と、岡山藩主池田家墓所。市が用意したマイクロバスに乗り込んで出発!
市が主催しているこの講座、資料コピー代以外は基本的に無料であり、また先生も、倉敷において文化財保護審議委員を歴任される等、非常に歴史に造形が深い、言わば郷土史の生き字引の様なお方である。その語り口も静かで淡々としており、するする~と当時の様子が目の前に現れて来るような実に想像をかきたてられる、本当に何時間でも聞いていたいと思わせる講義なのである。このひと時が今の一番の私の楽しみになっている。
徳川光圀と並ぶ江戸中期の三大名君と謳われた光政が造営した墓所。池田家墓所は元々は京都の妙心寺護国院であったが、火事で焼けてしまった為、墓所は知行地である岡山にあるべしとして造営された経緯がある。
敦土山と言う山上にあり、塚は一の山から七の山までに渡り、全て廻るとなると結構な山歩きである。
山の中はヒンヤリとして静か。もっと季節がいくと紅葉がきれいだと思われる。猪もよく出現するらしい。
岡山池田家の第一代輝政の墓。儒教の影響を色濃く受け、墓石は亀の上に乗っている。亀の上に乗れるのは正三位以上と言うこと。
それにしても、結構な山。参加者のほとんどが65以上。また私の仲良くさせて頂いている方は83才。本当によく登られたと思う。敬服致します。
またこのような機会がないと、おそらく自分では足を運ばないであろうと思うほどの山深い場所。今日のこの研修を企画実行して下さった方々に感謝。
有り難うございました。m(_ _)m