そうだ出雲へ行こう 〜最終章〜
鹿児島から父が、東京から妹親子が合流して叶った今回の旅行。
こうして皆で一緒に廻れるのも、この先何回あるだろうか?
親は年を取り、子は成長し独立する。家族の形も刻々変化する中
で今回の旅行は貴重な時間だった。
広島では、宮島 厳島神社に行こうと考えていたが、意外にも子
供達が平和記念公園に行きたいと切望し、変更になった。高学年
ある少女像は佐々木貞子さんがモデルになったと言われている。
原爆で被曝し、白血病で亡くなったのが12歳。丁度自分達と同じ
年の貞子さんの悲しみを通じて戦争の悲惨さを知るのだ。
実際に間近で見るドームや展示物は、 言葉を失わせる。何も言うことはない。。。
道中落ち着きなく、うるさい子供達もこの時ばかりは、大人しかった。
こうした哀しみの果てに創られた日本の平和憲法。
その哀しくも美しい詩は今壊されつつある。
原爆ドーム 怒りと哀しみの象徴。