長崎経由上海から届いた「愛心」

 

上海の姉さんから一報が届く。

「 今度、長崎の友達経由で漢方の薬を送り届けますから 」 と。

それは、チビの目や体質を心配し、わざわざ西安中医に相談して

処方してもらった漢方の数々。

 

チビは、ずっと仮性近視で、視力が上がらないまま

今年、とうとう眼鏡を必要とすることになった。しかも視力も0.05(;_;)。

今までぼんやりとしか見えてなかったのだろう。眼鏡を掛けて外を見た時の第一声

が忘れられない。

「 見える!これってこんな風にはっきり見えてたんだ!すごい!」 と興奮気味。

その瞬間、自力で視力が上がる事を願って、今まで放っておいた罪悪感に

苛まれ、何とも申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

 

姉さんは、そんなチビの事を心配して、忙しい中、処方に書いてある薬を探し、

あちこちの薬屋に足を運んでくれた。何と有難い事だろう。

幸い、仕事で上海を訪れる友達がいると言うことで、その方にお願いして

送ってもらうことになった。

 

そうして届いた箱には、数種類の漢方薬がギッシリと、その他なつめ、クコ、菊花

チビの体質を改善する為の物がいっぱい入っていた。

愛情が箱から溢れ出ていた。

嬉しかった。

いつもどんな時もチビの事、いや私達の事を気にかけてくれて心配してくれる。

上海に居た時も、香港に居た時もどんなにその存在が有り難く励みになった

ことだろうか。

 

そんな姉さんは今悲しみの中にいる。

私には側にいて慰めることもできない何も出来ない無力だ。

せめて、こうして想いを綴るだけ。。。

どうか無事に持ち直して、再会できますように。。。。

 

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