たみのお父さん、、、。鳥取②

この日の宿は、山陰で初めて出来たと言う、ゲストハウス「 たみ 」に

泊まることに。

3年前二人の若いアーティストらにより立ち上げられたゲストハウス。

近くに温泉こそあるものの、他にこれと言って観光地ではない所に産声を上げたが

、それが瞬く間に地域を取り込み、また全国から旅人が集まり、日本を飛び超え

外国人も訪れる宿となった。

私も事前にホームページでチェックして予約。通常はドミトリーの二段ベッド

になるが、もうベッドが満杯なので私達家族に部屋室を提供してくれるという。

チビはHPで見た、お父さんと呼ばれるこの宿のマスコット犬に会うのを

前日から楽しみにしていた。

 

・・・・砂丘から海沿い一時間半程の所にあるが、この日は週末。

えらく混んでいて、一時間位時速20キロ位のノロノロ走行で、結局

着いた時は、もう真っ暗だった。

 

たみは基本写真撮影禁止。

目で見る事を基本コンセプトに、ゆっくりこの空間を楽しんで欲しいと言う

事だろう。部屋室はシンプルだが、とても清潔。基本、布団,ゴミ箱,ティッシュと

裸電球、と言う極シンプルなもの。しかしそれで充分である。ドミトリーと同じ

値段でこの空間を使用させてもらっているのだから既に贅沢である。

そしてwifiもあると言えば、もう申し分ないのである。

 

偶然にも私達が泊まった日は、三八夜市と言うイベントをやって

おり、丁度この日は朗読会だった。演目は別アレンジ白雪姫だった。

東京からやって来た俳優さん達によるもので、私達が着いた時には通常はリビング

として開放されるスペースが、朗読会用に幻想的にセッティングされていた。

カフェで夕食を取った後、強烈な眠気に襲われていた私は、参加するかどうか

決め兼ねていたが、娘がどうしても聞きたいと言うもので眠い目をこすり参加した。

 

チビは着くなり、お父さんを探し、台所の方にいたお父さんと遊んでいた。

見ると、想像よりもはるかに大きい秋田犬で、本当にソフトバンクのお父さん

そっくりだった。立ち上がると、チビよりも大きいので、無邪気に戯れあうチビを

内心ハラハラしながら見ていた。

 

朗読会が始まる。

近所のおばちゃんおじちゃん達がゾロゾロ集まり、リビングはあっと言う間に

いっぱいになった。ロウソクの灯りの下で語られたお話は、何とも幻想的で、また

大人な白雪姫のお話だった。。。。

 

眠い。

限界、お休みなさい。

 

翌日は朝ギリギリまで寝て、9時に出発。

 

外観は撮影フリー。元々は民宿か何かの跡だったのだろう。

かなり立派なお屋敷である。

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様々な世代と来歴の人々が交錯する場所、たみ。

娘もチビも、大満足で楽しい一夜を過ごした。

 

さぁ今日は妖怪検定本番!がんばりますよ。

午後3時にはまだ時間があるので、近くの倉吉に立ち寄ってから向かう事にした。

いざ出発!