伝えたい唄、うたい継がれる唄

うたい継がれる唄
生き続ける唄

瀬戸内を中心に活躍される蝦名 宇摩さんの
民謡ひきかたり 「 輪郭 」。

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前回生演奏を聞きに行った時、
三味線の潔い音色と唄に日本人としての心を
グッと掴まれました。
やはり、いいものはいい! 

今回初CDだそうです。
セレクトされた厳選5曲の中には、
あまり民謡として唄われることのない
「 竹田の子守唄 」も入っています。
何故あまり唄われなかったのか?
それはこの唄が同和地区で唄い継がれた
ものであるからです。
それを敢えて唄い、今回CDの中にも収めた宇摩さん。
どの唄にも演奏にも強いメッセージが込められて
いるようです。

「 竹田の子守唄  」

守りもいやがる 盆から先にゃ
雪もちらつくし 子も泣くし

盆がきたとて なにうれしかろ
帷子(かたびら)はなし 帯はなし

この子よう泣く 守りをばいじる
守りも一日 やせるやら

はよもいきたや この在所(ざいしょ)越えて
むこうに見えるは 親のうち

(要約)

子守も自分が子供の頃は、楽しいお盆休みがあったけど、それも無い。
お盆が過ぎると秋が深まり、雪がちらつき寒くなって、子供が泣きます。

子供の頃楽しかったお盆休みが来ても、何もうれしくは無い。
きれいに着飾る服も無い。

この子はよく泣いて、子守の私を苛めます。
奉公先の親から叱られないかと心配で、やせる思いです。

早く奉公の期間が終えて、奉公しているこの場所から、親の住む家に帰りたい。
向こうに見えてるのは親の家なのに、こんなに近くても奉公だから帰れない。

 

ウィキペディアより抜粋)

 


切なくなるね、、、、今の時代になっても尚差別はなくなりません。

 

この1枚が今のドライブの友です。